「韓国における美容的顔面骨手術」
（Aesthetic Facial Bone Surgery in Korea）
2018年4月7日から8日にかけて、ソウルCOEXコンベンションセンターにて
**大韓美容形成外科学会 2018国際学術大会（Aesthetic Plastic Surgery 2018）**が開催されました。
この学会は、大韓美容形成外科学会と大韓形成外科医会が春に共催する、韓国最大規模の美容外科関連の学術大会であり、
年々その規模と権威を増しており、現在では韓国のみならずアジア全体で最も注目される美容外科学会の一つとなっています。
プラデン整形外科のソク・ユン院長は本大会のパネルセッションにて、
「韓国における美容的顔面骨手術」（Aesthetic Facial Bone Surgery in Korea）というテーマで学術発表を行いました。
このセッションは、
アジア諸国における美容的顔面骨手術の現状とその比較を目的として、
韓国・中国・日本・台湾からこの分野で最も活発に活動している専門家が集まり、
それぞれの国の顔面輪郭手術の特徴や手術技法を紹介し合う意義深い場となりました。
中国：上海交通大学附属第九人民医院のXudong Wang教授
台湾：台北Vendome ClinicのRuei Feng Chen院長
日本：東海大学医学部形成外科の赤松正義（Tadashi Akamatsu）教授
韓国：プラデン整形外科のソク・ユン院長
ソク院長は、韓国代表パネリストとして以下の手術法を中心に発表を行いました：
エラ削り（下顎角形成術）
Vライン形成術
頬骨縮小術
両顎手術（顎矯正手術）
これら韓国で広く行われている顔面骨手術の概念・適応・技術的アプローチについて解説し、
顔面輪郭手術の先進国である韓国の技術力と地位を国際的にアピールする機会となりました。
また、今回の大会ではもう一つの注目すべきセッションとして、
「顎矯正手術の結果を向上させるために考慮すべき事項」（Things to Consider to Improve the Result of Orthognathic Surgery）
というテーマのシンポジウムも開催されました。
このセッションでは、以下のような多分野の観点から顎矯正手術を総合的に検討しました。
美容外科としての審美的観点
矯正歯科としての咬合的観点
耳鼻咽喉科としての呼吸機能の観点
手術後に生じうるフェイスラインのたるみ問題
このセッションにはプラデン歯科 矯正科の院長も招待され、
「先行手術の是非を判断するための考慮事項」
（Considerations for Determining Surgery-First Orthognathic Surgery）というテーマで発表を行いました。
「先行手術（Surgery First）」は、矯正治療を手術後に行う方式であり、
過去10年間にわたり利便性や治療期間短縮の面で注目を集めてきました。
しかし近年では、無条件に先行手術を選択するのではなく、
咬合の安定性を考慮した最小限の術前矯正の併用、または適応のある場合にのみ積極的に先行手術を行う流れへとシフトしています。
プラデン整形外科と歯科の長年の協診によって蓄積された臨床経験をもとに、
先行手術の適応判断や術後安定性の確保について、
多数の形成外科医と貴重な知見を共有する時間となりました。